ククイの木とパンの木

ククイナッツで作られたレイはよく知られていますが、ククイの木そのものは写真の左側の木です。ククイはマレー半島原産で、今ではハワイ州の木とされていますが、古くはハワイアンにとって特別な植物でした。宗教的儀式に用いた他、葉をレイに編み込んだり、アンクレットや冠を作っていました。実(み)は薬として使われたり、実に油が多く含まれることから、ククイの実から取った油は鯨油に取って代わるまで、長く灯として使われてきました。このことからククイの木は英名でキャンドル・ナッツ・ツリーとも呼ばれます。右側の木はハワイアンキルトにはなくてはならないモチーフ、パンの木です。トラディショナルなハワイアンキルトには、題材として植物だけが使われるそうですが、唯一動物の中で描かれるのを許されているのは、イルカだと言うことを聞いたことがあります。
2 Comments:
ハワイアンキルトの魅力はそのモチーフのほとんどが植物に由来していることですよね。
手作りの暖かさがデザインや一つ一つのキルティング作業から自ずと生まれてくるのでしょう。
2年越しの縫いかけのハワイアンキルトの存在を思い出しました。
hanaさん、こんにちは。縫いかけのハワイアン・キルト・・・ゆっくりと「ハワイ時間で」がいいじゃぁありませんか。
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